2013年09月01日

まる宮の中華そば

   ラーメン放浪記 162


 「“元車庫前” まる宮」と看板に銘打っているように

  車庫前~現在の和歌山市高松の西本カメラ周辺に

かつて、和歌山市内を走っていた路面電車の「車庫」があり、

その前には中華そば屋さんが軒を並べていました。


 和歌山ラーメン発祥の場所です。


 私も幼少の頃、行った思い出がかすかに残っています。


  この「まる宮」、当然の事ながら老舗中の老舗です。



   中華そば (600円)




   醤油和歌山ラーメンの本道ど真ん中といる見た目。


  褐色の澄んだスープ。

  麺はストレートの中細麺。

  豚ロース肉のチャーシュー。

  程良い量の、青葱。

  そして、かまぼこが2枚に

  シナチク。


   和歌山ラーメンの伝統をそのまま引き継いだ、面構え。


    この顔は、これからも変わってほしくないな~。








  さて、お味です。


  
  スープは豚骨から摂った、醤油味。

   全く乳化させていないので、あっさりとしたもの。

  醤油の角もあまりなく、優しい感じ。


  お味も薄めで、コクも少ないのですが

   余計な甘みや脂っこさは全く無いのが嬉しい。


   物足らなさを感じるのですが

    旨みは充分過ぎるほどある、美味しいスープ。





  麺は中細麺。

   茹で加減はかなり柔らかめ。


    これは、以前からで

     「うちの麺は、こんなんだ!」と云われてしますと

      思わず納得してしまうのが、老舗の強みかもしれません。


        私は硬い目の方が好みですが。

       今さら、変える事が出来ないのが、老舗のプライドかもしれません。





   具材は前述のとうり、和歌山ラーメンの伝統を全て受け継ぐもので

     充分に満足できるもの。



   総括として

    頑固なまでに、昔の味を貫いているお店。

    これからも、頑固なままで居て欲しいと思いました。

      昔の味を変えないという姿勢は、素晴らしいと思います。



  「まる宮中華そば」

  場所:和歌山市毛見1130-3
  電話:073-445-4881
  定休日:月曜
  営業時間:11:00~15:00  17:30~23:00
  駐車場:有り  


Posted by こまっちゃん at 19:08Comments(0)ラーメン放浪記