2012年08月30日

楠本屋のねぎそば

   ラーメン放浪記 113


 海南市の「楠本屋」。


 こちらは和歌山ラーメンとしての人気店。

  和歌山ラーメンで名を馳せる「丸田屋」のお兄さんが経営するラーメン店です。


 ラーメン店と言うより、中華そば屋さんと言うほうが馴染めます。






もちろん、こちらも丸田屋に負けないくらいの人気店。

 訪れた午後1時前でも、家族連れの方が席を待っています。

  私は一人だったので、たまたま空いていたカウンター席に私は座れましたが

   ご家族連れは、テーブル席待ちの状態でした。



 前回は普通の中華そばを頂きましたが、

  今回は「ねぎそば」を注文。

   数量限定品です。





  ねぎそば 700円


 第一印象は、「葱が乾いている。」


   具材の中で葱は薬味であり、味のアクセント。

    乾いた葱は、薬味の風味がなくなっていて残念。

     切られた葱の上に、水で濡らした布巾をかけるだけで

      風味も飛ばず、みずみずしさを持つ葱になると思うのですが。



  中華そばのお顔は、葱のベールに包まれており麺どころか具材も見えない。

 おそるおそる箸を入れ、麺を持ち上げてみると




  やや細いストレート麺が登場。


  さて、お味です。


 スープは、ややあっさりめの豚骨醤油味。

  特別濃厚ではないのですが、豚骨醤油の和歌山ラーメンを堪能できるもの。

   葱をたくさんいれているためか、普通の中華そばより醤油を濃いめにした味付け。

    このあたりの気遣いは、流石の人気店「楠本屋」です。


     ただ葱が乾いているため、葱本来の風味が飛んでしまっているのが残念。

      他店と比べるのは失礼かもしれないですが、

       葱ラーメンで有名な○○イの葱は、もっとシャキッとしていて風味も有りました。

          再考を是非とも願いたいものです。



   麺はやや細めのストレート麺。

    若干硬めに仕上げているのは、私は大好きです。

      正直美味しい麺です。



   具材は、大量の葱、シナチク、チャーシューが2?枚かな。

    大量の葱に負けないよう、

      みじん切りされた、チャーシューが結構な量入っているので

        スライスされたチャーシューは少ないめにしているようです。


      シナチクやチャーシューの味付けは、スープとのバランスを考えてか

             薄めの味付けで美味しく頂きました。




    総括として、


     もともとベースがしっかりしている楠本屋の中華そば。

      葱の風味を感じられるものなら、より美味しく頂けたと思うのですが。



  数量限定なのは、チャーシューのみじん切りの量が限られているからでしょうか?

   その辺りはよく解らないです。



       週末の繁盛店ということですが、スタッフは配膳も含め2人では

        具材の仕込み、状態維持には限界がある様ですね。

         でも和歌山ラーメンとしては

          美味しいお店だと思いますし、これからも期待しています。



    「楠本屋」

    場所:海南市船尾257-9
    ℡:073-482-1661
    営業時間:11:00~23:00
    定休日:木曜日
    その他:駐車場有り






    


Posted by こまっちゃん at 22:03Comments(0)ラーメン放浪記

2012年08月28日

中華そば 寿

   ラーメン放浪記 112


  海南市の「寿」。


 週末の休みの土曜日、朝早くに眼が覚め・・・今日はどこのラーメンを攻めようかと考える。

  いつもはある程度の目星を付けて外出するのですが

    今日はあまり知らない海南方面に行ってみようと。

  国道42号線を南下。

  時間は午前11時過ぎ。

   人気店の「楠本屋」は既に満席状態なのを横目に見つつ、さらに南下。


 海南駅前を通り過ぎ、左折。

  しばらく車を走らせると左側に「中華そば」の文字。


衝動的にウインカーを左に出して

 不安と期待の気持ちを持ち、お店の駐車場を車を止めお店の前に立ちました。

   お店の名前は「寿」。

  何故か入り口は開けられたまま。

   まだ開店準備中のようですが、とりあえずお店の中へ。

    ん・ん・ん・・・・・かなりの豚骨臭。


  この豚骨臭は好きでない人にとっては、たまらなくNGでしょうが

   私は期待を膨らませて、席に付きました。


 ランチメニューも有りましたが、中華そばを単品で注文。




  中華そば 500円。

  ビジュアル的には中央に盛られた葱の青さが目を惹き、美人なお顔。

 お店の豚骨臭でイメージしていたのとは全く違い、あっさり目の醤油の中華そばそのもの。

かといって、スープが少々濁っている。






 お味です。


 
  先ずはスープを一口。


  味はあっさりした醤油味と言うより、塩味が勝っている感じ。

   獣臭が少々気になります。

    豚骨の臭い消しに使う、生姜や葱の気配が全く無い。


     薄いスープの味。というのが正直な感想。

    食べ進むと臭いは気にならなくなりましたが、期待が大きかっただけに残念。

     胡椒を多いめにふりかけて、ややパンチのあるスープになりましたが。



  麺は細いストレート麺。

   茹で加減はまずまずの平均レベル。



  具材は豚ロース肉のチャーシュー、葱、シナチク。

   かまぼこは入っていないのが、寂しい。

  チャーシューは濃いめに味付けされており、この手のチャーシューに有りがちなパサパサ感もなく

         なかなか美味しい味です。



  総括として。

  スープの臭い消し、コクとキレが足らないのが、正直な感想です。

   コク=脂ではなく出汁の旨みを出すようにして、

       味ダレに醤油を効かすとかしてキレを感じさせる様にして欲しい。

   麺や具材がまずまずのものなのに、もったいないと思います。

    500円という価格と中華そば専門店ではないということで、仕方ないのかもしれないですが。






    「中華そば 寿」

    場所:海南市大野451-6
    ℡:073-483-5527
    営業時間:11:00~14:00 17:00~22:00
    定休日:火曜日
    その他:駐車場有り、酒ビール有り
  


Posted by こまっちゃん at 01:01Comments(2)ラーメン放浪記

2012年08月19日

桜咲くの味噌ラーメン

   ラーメン放浪記 111


 岩出市の「麺恋拉麺 桜咲く」。

FM和歌山のCMで気にはなっていたのですが、味噌ラーメンが売りとの事。


   私は元来、味噌ラーメンは食さない主義。

    という理由で、敬遠していたのですが・・・とうとう行っちゃいました。

     とうとう「ラーメン放浪記」もネタ切れの模様。です。





 メニューには、醤油ラーメンもあったのですが

  やはり売りの味噌ラーメンをたべなくてはと注文。





  注文したのは、サッポロ味噌ラーメン+ご飯   680円+0円

    ご飯は1杯目はサービスで、2杯目以降は100円プラス。

      ご飯好きな私にとっては、嬉しいサービスです。



 サッポロ味噌ラーメンのお顔です。






   お味です。


 先ずはスープを一口。

   甘みは抑えているものの、やはり味噌ラーメンのスープ。

     個人的には、甘いスープはNGなんです。


   スープ本来のコクより、スープに加えられたチャーシューのみじん切りやニンニク

    によりコクを感じさせるもの。


  具材の上にのせられた、摩り下ろし生姜でサッパリ感を出したいという意図でしょうが

   みじん切りされたチャーシューの脂身が完全に勝っているため、少々脂っぽさも感じます。

 
 食べ始めは良いのですが、段々と飽きてくるものでした。




   麺は中太ちじれ麺。




  この麺は文句なしに美味しい。

   茹で加減も丁度よく、歯ごたえもあり味にキレがある素晴らしいものだと思います。

    ただ具材がこの麺の味と歯ごたえを邪魔している感がありました。



  具材は、豚バラ肉のチャーシュー、葱、多量のもやし、わかめ、コーン、少々のゴマ。


   この多量のもやしが折角美味しい麺の邪魔している。

  麺を食べたいのに、太さが同じくらいのもやしがどうしても箸にまとわりついてくる感じ。

   もやしは無くすか少量のほうが、この麺が活きる。と思います。


  チャーシュー自体は程良く味付けされていて、ご飯にもよく合う味。



   総括として。


  良く出来た「味噌ラーメン」だと思いますが、食べ進むほどに飽きがくるもの。

 折角の美味しい麺の長所をスポイルしている具材や少々しつこく感じるスープ。

  はっきり言って、多量のもやしとスープに入れているチャーシューのみじん切りは不要だと思います。

   でも、こちらの麺は美味しいものです。


   次回は醤油ラーメンを食べてみたいです。







   麺恋拉麺 桜咲く」

   場所:岩出市今中154-2
   ℡:0736-69-2180
   営業時間:11:00~14:00  17:00~翌3:00
   定休日:不定休
   その他:駐車場有り


  


Posted by こまっちゃん at 20:50Comments(2)ラーメン放浪記

2012年08月14日

クー太の家出




   私と猫の物語 7


 このお話は10年近く前の事です。

  後悔と懺悔の気持ちをこめて

   お空に昇った猫さんたちに捧げます。



  「クー太の家出」


   右後足に大けがを負って帰ってきた、黒猫のクー太。

  足の内側の皮膚が、擦り剝けている。

   幸い、骨には異常が無いようで歩く事には支障がないようです。


   消毒をして、抗生剤をご飯に混ぜてと朝夕は帰ってきていましたが

  5日後くらいから姿を見せなくなりました。


 猫は死に姿を人には見せる事はしないと解っていたので、

   とうとう逝ってしまったのかなと私は心配していましたが

   嫁さんは「大丈夫。クー太は強い子だから。」と動じていない様子。



  私は兄弟猫のチビチビにクー太を探しておいでと話かけるのですが

    チビチビは反応なし。




  そうこうしている間に3週間くらいが過ぎ・・・・・

   クー太は帰って来たのです。


  それも、足のけがは完治。

   おまけに前よりも“太っている!”。

  毛並みも良く。

   何処かで飼われていた猫の様です。


    もともと人懐っこい「クー太」

     何処かで可愛がられるのも解るのですが。



   そう・・・・・。

    そうなんです。


     ご近所のお家でご飯をもらい、よっぽど居心地がよかったようで

      3週間も我が家には帰らない。


        不良猫のクー太。


    だいたいどこで可愛がられていたのか見当がつきましたが、

     クー太に対しては、腹立たしいけど本心は生きていて良かったと心から思い


      可愛がって下さったお家には、感謝です。



   でも、家出して・・・けがを治して・・・おまけに太って帰って来る。


     情けない気持ちと呆れる気持ち

       でも本当に無事で良かったというのが正直な気持ちでした。



  


Posted by こまっちゃん at 21:27Comments(0)私と猫との物語

2012年08月13日

想いの深い、鞄。




 もうこの鞄を持って、3年が経とうとしています。

  今までの私の人生の中で

    一番苦しい時を一緒に過ごした、想い出と・・・思い入れのある鞄なのかもしれません。


 辛い時、悲しい時。

  この鞄を見ると、「頑張ろう!」と自分自身に“喝”をいれる存在なんです。



今回ファスナーの修理やストラップの長さ調整を製造元の「「KURI」さんにお願していました。

      お願していたとおりに仕上げて下さって

                KURIさんから送って頂きました。


 新品のハンドストラップまで付けて頂いて

  もう!感謝。感激です。


 本当に「ありがとうございます。」



    鞄好きな私。

        修理を無料でして頂けるなんて、嬉しい限りです。



 この鞄は一生・・・私の相棒として大切にします。



   KURIさん。

    本当にありがとうございます。


   そしてまた、修理が必要なときは

      是非とも、よろしくお願い致します。


  


Posted by こまっちゃん at 20:55Comments(0)つぶやき

2012年08月11日

しま彰の中華そば

   ラーメン放浪記 110


 紀ノ川市貴志川町に中華そばの新店がオープンしたとの情報を“マックレーズ”さんのブログで入手。

早速、行って参りました。

  お店の屋号は「しま彰(しましょう)」。

 
 私が行ったのは、午前11時に開店してから間もない時間。

お店の引き戸を開けてみると、もう既にお客さんは満杯状態。

カウンター8席と4人座れるお座敷が一つある小さな店内です。

お座敷に他のお客さんとの合席という形でどうにか座る事ができました。





 中華そばの見た目は人気店「うらしま」とそっくり。

  それもそのはず、こちらの御主人は「うらしま」で修業されてお店を出されたそうです。


 お品書きも、中華そば500円、大盛り600円、特製盛が700円、ご飯100円とシンプル。




  注文したのは「中華そば」+「ご飯」 (500円+100円)


 やはり「うらしま」同様、お値段も安く設定されています。



  中華そばのお顔。





  お味です。




 スープは濃厚豚骨醤油スープ。

一口スープをすすると、旨い!

豚骨の嫌な臭いもなく、濃厚な風味が味わえるものです。

 どうしても「うらしま」と比べてしまうのですが、醤油が若干ですが主張しすぎている感じ。

  味ダレがまだ若いような気がしました。


 スープの乳化具合は、少し浅いでしょうか。

  でもこれくらいの方が幅広い年齢層の方に好まれると思います。


 味の辛さも丁度よく、ご飯にとても良く合います。


  スープを飲み干した時、鉢の底に残った骨髄の粉が

   このスープの濃厚さを象徴していました。






  麺は細めの中太麺。

   茹で加減も丁度よく、麺のコシも充分です。

    おそらく「うらしま」と同じものを使っていると思います。

  ただ、若干ですが湯切りが甘く。麺の盛り付けが少々雑に感じられました。






  具材は豚バラ肉のチャーシュー、葱、シナチク。

 このチャーシューもよく味が浸みていて、ご飯に合います。

  そして葱がこの濃厚なスープの中で、薬味として役目を充分果たしているのがいいです。




  総括として


   このような濃厚豚骨スープを提供するのは

  私の知る限り和歌山ラーメンでは「山為食堂」「うらしま」そしてこの「しま彰」。

   この味が和歌山ラーメンの新しい流れになる予感がします。


    近いうちに、この「しま彰」も和歌山ラーメンランキングで

      おそらく上位に入ってくることでしょう。







     「しま彰」

     場所:紀ノ川市貴志川町長原102
     ℡:0736-64-0710
     営業時間:11:00~13:20  18:00~売り切れ終了
     定休日:火曜日
     その他:駐車場有り、酒ビール無し  


Posted by こまっちゃん at 17:52Comments(0)ラーメン放浪記

2012年08月02日

クー太が親分?

   「私と猫の物語 6」


  このお話は今から10年くらい前のものです。

   後悔と懺悔の気持ちを込めて

     お空に昇っていった猫さんたちに捧げます。



   「クー太が親分?」


 私たちの家に来て、3年程経った頃。

  クー太もチビチビも充分“大人”になりました。


 小さい頃は野犬に襲われて、木の上に逃げて登ったのはいいのですが

降りる事が出来ない彼らを助けに行った事も、嫁さんはあったそうです。

  (最近は野犬も見なくなりましたが、その頃はまだ結構居ました。

     犬に対しての飼い方のルールが徹底されてきた成果でしょうか。

              最近は本当に見なくなりましたね。


               猫の飼い方のルールも広く解って頂きたいでものです。)

     


 クー太はとても大きく育ち(その頃の体重は推定8kg)。

 チビチビはあまり大きくはならず、他の猫が来ても逃げ回っていました。


  体の大きなクー太は、兄弟猫のチビチビを守るためか・・・

    縄張りを守るためか・・・  ケンカの毎日。

   毎晩、傷だらけになってお家に帰って来るのです。

     耳は切れて、頭も傷だらけ。

      いつも、マキロンで消毒して、ご飯にお薬を混ぜたりと。

       (本当はこのような飼い方はしてはいけないのですよ。)


    他の猫に負けるな。

         頑張れ!クー太!


    そんな感じで、猫とのケンカは強かったらしく、

     家の周りに、他の猫の姿は見なくなりました。


   朝ご飯を食べた後に、家の前にある広い駐車場を悠然と歩く姿は

     “ブッタ、ブッタ、ブッタ・・・・・・・”と歩いている。(豚じゃないですよ~。)


       この町内を仕切っている

         「親分さん。?」の様でした。



     そんなある日、後右足に大けがを負って帰って来たのですが・・・。

      その後、驚きとともに呆れる事が有りました。

        (続く~。)




       「猫は外に放さないで、お家の中で飼って下さい。

         お外は、危険がいっぱいです。(病気、道を走る車 等々、

            でも広い意味で考えると一番怖いのは私たち人間なのかもしれません。)」

   


        


Posted by こまっちゃん at 21:41Comments(0)私と猫との物語