2012年10月30日

「お食事処“真”の中華そば」

   らーめん放浪記 124


 和歌山市北新の「真(しん)」。


 開店当初は「中華そば 真」として中華そばと唐揚げなどのセットメニューを

提供するお店でした。

この開店当初、一度だけ私は訪れた事があるのですが

本格的な豚骨醤油ラーメンは素材にもこだわりがあり

「和歌山ラーメン」の味わいを充分味わえる素晴らしい中華そばでした。


ところが開店間もなく一度お店を閉めてしまい

新たに「お食事処 真」として再び営業を始めました。

 ところが、お食事処になってからは中華そばは品書きから消え

揚げものとのご飯やビール、お酒などで営業していたようです。

そのころお店の前を通ると『中華そばありません。』の張り紙がされており

とても残念に思った記憶があります。


 その「真」で中華そばが復活!




   中華そば 700円


 見た目も開店当初に食べた中華そばと変わっていなくて、嬉しい。

やはりお客さんからの要望が多かったのかもしれません。



 中華そばのお顔です。





   お味です。


 スープは本格的な和歌山ラーメンの豚骨醤油のもの。

少しのとろみのあるスープは、他店のものと比べても明らかにクリーミーで旨み

が口の中で広がって行きます。旨ッ!

乳化度合いが高く、丁寧に扱われているスープだと思います。

コク、キレ、旨みともに充分に満足できるもの。


 お好みで、入れて下さいと



   中華だれとマー油(にんにく風味)が用意されています。


 オリジナルの味がとても美味しかったので、ほとんどそれらを入れずに食べたのですが

最後に中華だれとマー油を少々入れてみたところ、コクがかなり増すものです。

 このあたりはお好みで入れれば、より自分好みの中華そばに仕上がります。



 麺は自家製麺の中細麺。

硬すぎず、柔らかすぎずという感じです。

クリーミーなスープとの相性も、良いです。




 具材は豚バラ肉のチャーシューが3枚、葱、シナチク、少量のもやし。

このチャーシューは控えめな味付けと歯ごたえがあり、なかなかボリューミー

 結構存在感がありました。これも旨し。




  総括として

 中華そばとしては、ハイレベルで充分満足のいくもの。

  人気店になって欲しい、いいえ必ずなるお店だとおもいます。







   「お食事処 真」

   場所:和歌山市北新3-8
   電話:073-460-5653
   営業時間:11:30~14:00  17:30~21:00
   定休日:月曜日(祝日の場合 翌日)
   駐車場:お店の前に1台分のスペース有り
   その他:酒、ビール、揚げ物等種類多数




  


Posted by こまっちゃん at 21:14Comments(5)ラーメン放浪記

2012年10月28日

隠れ家にしたいお店

 この土曜日は仕事がらみで、講演会に行き終わったのが午後5時前。

6時半から、会合&食事会が有ったのですが少々時間が空いてしまった。


 お昼ご飯も食べていなかったので空腹を紛らわすために、軽くビールでも。

ということで、アロチをブラブラと自転車で散策。


 そうだ!以前知人に教えて貰った、焼き鳥&串カツ屋さんに行こう。


       と云う事で入ったお店。


 狭い路地の一番奥の、「ディープ」な雰囲気な所にありました。






 8席ほどの小さなお店。

店主さんが一人できりもりしている様。

 こちらは午後3時くらいから開いているそうです。

店主さんやお店の雰囲気は一種独特ですが

             一人でお酒を飲むには、良い感じ。

 この場所で始められて16年になるそうですが、私は全く知りませんでした。



まさに「隠れ家」にしたい処なので、お店の名前、場所はナイショにしておきます。
  


Posted by こまっちゃん at 23:14Comments(0)酒場放浪記

2012年10月24日

三代目 やぐら和歌山中華そば

   ラーメン放浪記 123



  「三代目 やぐら和歌山中華そば」



  和歌山市西ノ庄、岩出市吉田に続いて、

「やぐらラーメン」の三店舗目となるお店がこの10月に和歌山市来栖にて開店です。


 


  「極上 中華そば」  650円





 今までの2店舗は「こだわりのやぐらラーメン」を屋号としていましたが

この新店舗は「三代目 やぐら和歌山中華そば」と屋号を変えています。


 以前、西ノ庄の「やぐらラーメン」を訪れた時は

種類の多いラーメンの中に、「中華そば」なるものもがメニューの一品として

  書かれていました。


 この以前食べた「中華そば」

  チェーン店にもかかわらず

   味、麺、具材ともに豚骨醤油の和歌山ラーメンそのもので

    とても美味しく感じたのを思い出します。



 この「三代目 やぐら和歌山中華そば」では

  この中華そばだけをよりグレードアップして提供するお店のようです。


 他のラーメンメニューはなし。

  この思いきった所に、好感が持てます。





 しかも、使っている醤油は「角長の濁り醤」という事





  この中華そばは配膳されてから、店員さんが「濁り醤」をひとさじ垂らしてくれます。

 パフォーマンスでしょうが、あまり私は好きではありません。

  それなら、持ってくる前に入れておいて

    味で勝負してくれた方が、気持ちはいいのですが。


  そう言えば、何処かのお店では配膳したラーメンにスプレーで醤油を加えたお店もありましたが


   そんなパフォーマンスは、不要だと思います。


     味で、お客様を魅了してほしいものです。





  「極上中華そば」のお顔です。






  見た目は豚骨醤油の和歌山ラーメン。




 お味です。



  スープは豚骨醤油の王道まっしぐらと云う感じ。

 濃厚ですが、超濃厚というわけでもなく臭みのない美味しいもの。


  乳化の度合いは程々というものです。

   このあたりが万人受けするところより、少し濃厚です。


   醤油の辛さ具合は若干少ないとも感じましたが

    そういうお客さんのために



     こういう「味だれ」がテーブルに置かれているのが、嬉しい。

      お好みの辛さでどうぞ。




   麺は中太麺。

    茹で加減、硬さも標準的。






  具材は葱、チャーシュー、シナチク、かまぼこと

   和歌山ラーメンの定石どおりです。


    チャーシューもトロトロに柔らかく煮込んでいるものではなく

       歯ごたえが充分。

     シナチクも薄味に味付けされていて、

       具材が中華そばの邪魔をしていないのが良い感じ。



    器の底に残った“骨粉”




      良く見ると、器の底に「完食 ありがとうございました。」の文字。

                                洒落ています。




   総括として

    とてもバランスのとれた豚骨醤油の和歌山ラーメンの、本道をいくもの。

     とても美味しいものでした。



      お店の外観はチェーン店そのものですが

       ラーメンのお味は本格的な「中華そば」です。



    




 
  「三代目 やぐら和歌山中華そば」


   場所:和歌山市来栖824 (和歌山東警察署 西100mくらい)
   電話:073-472-8873
   定休日:無し
   営業時間:11:00~24:00
   駐車場:有り











  


Posted by こまっちゃん at 21:20Comments(7)ラーメン放浪記

2012年10月20日

まる繁の中華そば

   ラーメン放浪記 122



    「まる繁の中華そば」


   和歌山市黒田にある「まる繁」

  こちらも老舗で30年程前ですが、先代の御主人は吉田のめんどり亭のある場所の西側で営業されていました。

 今は息子さんが国鉄の線路をはさんだ黒田でされています。

  先代のお店と息子さんのお店は10年くらい、並行して営業していたと思いますが

    吉田のお店は今はないです。


 その伝統を受け継ぐ中華そば。




  1.5倍ラーメン 麺硬いめ (950円)




 お品書きは





 基本のスープは一種類。

具材とボリュームの違いで、この種類です。



 中華そばのお顔。






 お味です。



  スープは見た目、乳化した豚骨なのですが

 豚骨は使わずに、鶏ガラと果物や野菜で摂っているそうです。


 スープを一口すすると和風の風味と旨みがあり

            こちらでしか味わえないスープです。


 おそらく、鶏ガラを乳化するまで煮込んだものでしょうが

  果物と野菜の甘みと旨みをとても感じるのと

   鰹や昆布、煮干しなどの和風味もほのかに感じます。


    私は個人的に、このスープはとても好きで、

     コクは充分。



  
   麺は中太麺。

    普通に注文すると、かなり柔らかめになるので

     この日は固いめと注文。

      
      硬いめと注文しましたが、少々硬すぎるかな?

       もう少し柔らかめのほうが、食べやすいかも。

     他のお客さんは固いめと注文するのが4割、何も言われないのが6割くらいだったでしょうか。


      硬いめや、柔らかめの注文を受ける張り紙がないところと見ると

       常連さんは、硬いめと注文する事が多いのかもしれません。

        お好みで注文して下さい。



   
   具材はチャーシュー、葱、シナチク、かまぼこ。

    このチャーシューは歯ごたえ、味付けともに好感がもてるもの。

        独特の風味を感じます。(お味噌を味付けに使っているかも?)




   
  総括として。


   豚骨醤油や醤油系の和歌山ラーメンとは一線を隔するこの「まる繁」の中華そば。

    和歌山ラーメンに飽きて来ている方に

     是非お薦めする中華そばです。


       この味は他では、味わえないものです。

         一度。お試しあれ。




   「まる繁」

   場所:和歌山市黒田177
   電話:073-473-0190
   営業時間:12:00~13:00  18:00~翌2:00(売り切れ次第終了)
   定休日:月曜 火曜
   駐車場:有り
   その他:酒、ビール有り  土手焼き有り




     


Posted by こまっちゃん at 00:44Comments(2)ラーメン放浪記

2012年10月14日

ヤマハFGー160

   ヤマハFGー160


 私がギターを始めた高校1年生の頃。(今から35年くらい前ですface01。)



  同級生がこのギターを持っていたんです。



  
 その頃は、ギターって何でも同じに見えていたのですが、

  (当時は国産では “キャトアイ” “Kヤイリ” “Sヤイリ” “モーリス” “ヤマハ” 等々、

     国内産のギターを丁寧に作っていた時代でした。 

       今は、それらのメーカーは台湾や中国で作っているものを主に販売しています。)



  今から40年近く経った、国内産である

 このバルタンヘッドの三本音叉のロゴマークのヤマハのFGギターを

  なんとか手に入れる事ができないだろうか?と思いました。






    バルタンヘッドに、三本音叉のロゴマーク。





  私の憧れの銘器です。



 先日、ヤマハ12弦のFG赤ラベルをゲットしてから

  どうしても、6弦のFGビンテージギターが欲しくなり、

   六十谷の「ジャンクスタイル」さんへ。


 行くと、このギターがお店の一番前に置かれていました。

  
  良かったら、弾いてみて下さいと店主さんから御言葉を頂き

   弾いてみると、素晴らしい音色。



   弦高が少々高いかな?とも思いましたが

    この時代に造られたギターとしては標準的。

     ネックも極太で、クラシックギターに近いものがあります。


     年代物なので、きつい弦は張るつもりもないから

      柔らかい弦がビビらない、このくらいの弦高のがいいのでしょう。


         と・・・・・思い。


          9800円でゲットしましたface02



   ラベルはグリーンラベル。





  赤ラベルの改良モデルだと思います。



 ギターの音色は


 低音は図太く、高音はすっきりしたもの。


  ストリングスより、ストローク音のほうがバランスが良いかもしれません。


 マーチンの様な繊細さは無い分、太い重低音が特徴。


  なにしろ当時の定価は、16000円。

   使っている板はトップ、サイド、バックとも合板。

     この音色は40年近く経っているためもありますが

       驚くほどの“素晴らしい”ものです。


 しかも、国産ということもあり

    当時のギターとしては、外国産に比べ安価であるにもかかわらず

   一本、一本、職人さんの手により、丁寧に作られているものです。




  私好みの音を奏ると思う・・・FG-160。


 
   これからのライブでは、素晴らしい相棒になりそうです。






  


Posted by こまっちゃん at 21:30Comments(0)音楽♪

2012年10月12日

炎次郎のラーメン

   ラーメン放浪記 121


 
 岩出市の「炎次郎」。






 友人である“マックレーズ”さんのブログで観てから

  行ってみたいと思っていたお店。


 空調が効いていない夏の熱い頃に“マックレーズ”さんは行かれて

  大変な思いをされたそうですが、私が訪れたのは涼しくなってからです。


 お店はカウンターが数席と、テーブルが2卓ほどですが

  確かに、家庭用のクーラーが2台だけでは夏場は熱くてラーメンどころではないでしょうか。


 私が訪れたのは10月も始めでしたが、お店のドアは開けっぱなし。

  家庭用のクーラー2台はフル稼働中でしたが、厨房の熱気もあるので

   決して涼しくない状態。 ・・・・・夏場は来たくないな~。という感じのお店でした。



  お品書きは





 醤油豚骨ラーメン (630円) を注文。





 
    お味です。



  スープは豚骨醤油ということですが、鰹節の風味がほのかに感じられるもの。

 見た目は、背油が少々落とされていますがあっさりとしたスープとのバランスは絶妙。

  これはなかなか美味しいスープです。

   旨みのコクも充分あり、私好みです。



  麺は細めの“たまご麺”?

 茹で加減も少し硬めに仕上げられているのが、食感もよくGOOD!

  スープによくからみます。


 
  具材は

   バラ肉のチャーシューが1枚、シナチク、葱、もやしとオーソドックスですが

    少しだけ、物足らない感じ。

    
    具材の多い 「炎次郎ラーメン」なるものが有ると後から知って

       こちらにしとけば良かったと少し後悔しました。



  総括として


   スープはあっさりめの豚骨醤油に背油を少し加えたものですが

    鰹節の風味が感じられ、とても美味しいし

   麺も特徴があり、なかなか美味しいラーメンでした。


    注文するなら「炎次郎ラーメン」をお薦めします。

     630円のノーマルらーめんでは、少し物足らなく感じます。


    こちらはこの醤油豚骨だけではなく、塩豚骨やあっさりらーめん、つけ麺もあるので

     次回は塩豚骨の炎次郎ラーメンをためしてみたいと思います。







   「炎次郎」

   場所:岩出市中迫201-1 グリーンプラザ備前
   営業時間:11:00~24:00
   定休日:無し
   駐車場:有り






    


Posted by こまっちゃん at 23:21Comments(0)ラーメン放浪記

2012年10月08日

ぶーめらんの特製ラーメン

   ラーメン放浪記 120



  「ブーメランの特製ラーメン」




 以前は「中華そば」を頂いたお店“ぶーめらん”。

 今回は以前も気になっていた「特製ラーメン」。





  お品書きです。




  以前食べた「中華そば」は醤油ベースの和歌山ラーメンでしたが、

 「特製ラーメン」とは全くの別物でした。



 注文したのは、「特製ラーメン(太麺)」+「ご飯(小)」   780円+100円





 ラーメンのお顔。




  見た目、大量の豚バラ肉に圧倒されます。



   お味です。


 豚バラ肉を煮込んだスープは少し濁っていますが

  醤油味のあっさりしたもの。

   注文が入ると、一人前ずつ鍋にスープを張り豚バラ肉をその都度煮込んでいる様です。

 醤油ベースの「中華そば」とは違い、豚バラ肉の出汁が全面に感じられるものです。

 「丸源」の肉そばや「かわせ」の中華そば等と、相通じるものがあります。



  麺は太麺で、こんな感じです。




 これだけ太いと粉っぽくなる事が多いのですが、それもほとんどなく

 コシのあるしっかりとした歯ごたえのある麺です。

  スープが比較的あっさりしているものの味がしっかりしているので

   この麺とのバランスは良いと感じました。



  具材は豚バラ肉、葱、振りかけられた少々のゴマ。

   思い切りの良いシンプルな具材と、かすかなゴマの香り

        大正解だと思います。

     豚バラ肉の量が多いので、

      これ以上具材の種類を増やすと、しつこくなるかもしれません。



 総括として


  「丸源」や「かわせ」と同系統の豚バラ肉ラーメンと言っていいでしょう。

      まずまずのお味です。


   

    普通の「中華そば」と味の全く違う「特製ラーメン」の2種類を提供するところなど

      面白いお店だと思います。





   『ぶーめらん』

    場所:和歌山市有本240-7
    ℡:073-431-3767
    営業時間:10:00~20:00  水曜日は~16:00まで
    定休日:日曜日、祝日  


Posted by こまっちゃん at 18:44Comments(0)ラーメン放浪記