2010年12月20日

おばあちゃんの想いで

 おばあちゃんは私が21歳の時に亡くなりました。

がんでした。

 もう余命がいくばくもないという事で、お家の和室で過ごしていました。


亡くなったのは元旦の朝でした。

私は友人の家でおおみそかを過ごし、知らせを聞いたのは友人の家での朝でした。


 おばあちゃんは誰に看取られる事もなく、一人で逝きました。

今、考えると。

きっと寂しかったと思います。


 いつも私が父親に怒られると、一生懸命かばってくれた「おばあちゃん」

私が大病を患った時に、一生懸命煎じ薬を作ってくれた「おばあちゃん」

何人もいる孫の中で、一番可愛がってくれた「おばあちゃん」

戦争中の苦労話を、子供たちではなく孫の私だけに話してくれた「おばあちゃん」

みんなには内緒だよ。といいながらタバコをふかせてみせた「おばあちゃん」


 そして私を愛してくれた「おばあちゃん」



     ほんとうにありがとうございます。


1月1日の元日。


 おばあちゃんの、亡くなった日。


   お仏壇に線香を、あげる日です。


     



Posted by こまっちゃん at 23:29│Comments(2)
この記事へのコメント
お婆ちゃん子、私もです。

さびしく一人で逝かれたというよりも、
それこそ「迷惑をかけやんとこ・・・」
というお婆ちゃんの才能(?)だったかもしれませんね。

お年寄りが思う「理想的」な逝き方でしょうか?

元旦だったら、みんなが集まって、
ご命日を忘れることなく絶対に覚えてますよねぇ。
きっと、「人徳」のあったお婆ちゃんだったんでしょうね!
Posted by ゆきっぺ at 2010年12月21日 07:08
 ゆきっぺさん

今から想えば悲しい事なんですが、私も逝く時は静かに、安らかに逝きたいものです。

 気丈だったおばあちゃん。

今でも、大好きです。

 
Posted by こまっちゃん at 2010年12月21日 23:45
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