2012年08月14日

クー太の家出




   私と猫の物語 7


 このお話は10年近く前の事です。

  後悔と懺悔の気持ちをこめて

   お空に昇った猫さんたちに捧げます。



  「クー太の家出」


   右後足に大けがを負って帰ってきた、黒猫のクー太。

  足の内側の皮膚が、擦り剝けている。

   幸い、骨には異常が無いようで歩く事には支障がないようです。


   消毒をして、抗生剤をご飯に混ぜてと朝夕は帰ってきていましたが

  5日後くらいから姿を見せなくなりました。


 猫は死に姿を人には見せる事はしないと解っていたので、

   とうとう逝ってしまったのかなと私は心配していましたが

   嫁さんは「大丈夫。クー太は強い子だから。」と動じていない様子。



  私は兄弟猫のチビチビにクー太を探しておいでと話かけるのですが

    チビチビは反応なし。




  そうこうしている間に3週間くらいが過ぎ・・・・・

   クー太は帰って来たのです。


  それも、足のけがは完治。

   おまけに前よりも“太っている!”。

  毛並みも良く。

   何処かで飼われていた猫の様です。


    もともと人懐っこい「クー太」

     何処かで可愛がられるのも解るのですが。



   そう・・・・・。

    そうなんです。


     ご近所のお家でご飯をもらい、よっぽど居心地がよかったようで

      3週間も我が家には帰らない。


        不良猫のクー太。


    だいたいどこで可愛がられていたのか見当がつきましたが、

     クー太に対しては、腹立たしいけど本心は生きていて良かったと心から思い


      可愛がって下さったお家には、感謝です。



   でも、家出して・・・けがを治して・・・おまけに太って帰って来る。


     情けない気持ちと呆れる気持ち

       でも本当に無事で良かったというのが正直な気持ちでした。





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Posted by こまっちゃん at 21:27│Comments(0)私と猫との物語
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