2012年09月18日

お別れの時

    私と猫の物語 9


   「お別れの時」


    このお話は10年くらい前の事です。

     後悔と懺悔の気持ちをこめて

      お空に昇って行った猫さんたちに捧げます。



 「クー太」と「チビチビ」が家にやって来て、6年。



  朝と夜だけ家の中に入れてご飯をあげていましたが。


 「クー太」は或る日から全く姿を見せなくなりました。


  3日くらい経った時、

   嫁さんが「クー太」はもう帰って来ない。

    夢の中で、もうこの世には居ないとお告げがあったそうです。


    お家にやって来ては、私の膝の上にいつも乗って来てゴロゴロと喉をならしていた「クー太」。

    休日の日には、私が昼寝をしているといつも添い寝をしてくれた「クー太」。

    家の前をブッタ、ブッタと歩いていた「クー太」。



   もう会えないと思うと、涙が溢れて来ました。



    もう一匹の「チビチビ」もそれから3カ月くらい後から

     姿を見せなくなりました。


      いつも「クー太」に守ってもらっていた猫ですから

       後を追うようにして、お空に昇って行ったのです。



  その頃は、飼い猫を外に出すのはいけないと言う事。

         外は病気や、車など危険がいっぱいある事。

         避妊、去勢が重要な事。

           それらの事を全く知りませんでした。

     
           そして    

         人の手によって殺処分される猫が多い事、その大半は子猫とという事実。

         人間の身勝手で不幸な犬や猫を作っていると言う事。

           なんとなくは知っていましたが・・・・

       
           正直なところ、それらの事から“目をそむけていた。”のです。



       本当に「クー太」と「チビチビ」。

        私たちが勝手な飼い方をしたがために、

         6年という短い一生になり、ごめんなさい。
 

       外での生活は辛い事もいっぱいあったでしょう。

       そしておそらくは・・・ 最後は辛かったでしょう。

         身勝手な飼い主で。。。ごめんなさい。




          
   


 先日、或る人との会話の中で

  私の家では猫を飼っているという話をしたところ


   その人が言うには、その人の近所に猫がたくさん居るので、たまにご飯をあげたり

     食べ残したご飯の掃除をしたりしているそうです。

       さも良い事をしているような、言い方でした。


  そのような事は、野良猫を増やすことになるし不幸な猫を増やす事になるのですよと・・・云々。

   殺処分される猫が多い事、そしてその大半は眼も開かない子猫が大部分である事

    避妊、去勢の大切さ等々の話を交えてしました。


         どの程度その方が理解して下さったか解らないですが。


  そういう私も数年前までは、

   私たち人間の勝手な行動が、殺処分される猫を増やしている事実どころか

    動物が殺処分されるということすら、知らなかったというより 「目を背けていた。」のですから。



  一人でも多くの方が、


   犬や猫も「命あるもの。」
 
         「気持ちがあるもの。」

         「毎日を楽しく生きたいと思っている事。」


    と言う事を解って頂き、“殺処分”という現実から目をそむけずに

     いつの日か人間の手によって、動物の命が断たれる事が

           無くなる世の中にしようと思って下さる様に。

             そして、生命の大切さを誰もが解る日が来るように。


                    「心から願います。」



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Posted by こまっちゃん at 22:19│Comments(2)私と猫との物語
この記事へのコメント
この記事を書いてくれた事で、知る機会になった
人も居ると思います
Posted by よめよめ at 2012年09月20日 21:39
よめよめさんへ

 一人でも多くの人に、知ってもらいたくて書きました。

  そして、私自信への悔いる気持ちを込めたつもりです。
Posted by こまっちゃん at 2012年09月21日 01:08
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