2012年02月24日

夢想乃湯

    温泉放浪記 5


 和歌山市本町にある「夢想乃湯(本町温泉)」です。


 こちらは公衆欲場、いわゆる銭湯でありながら天然温泉を楽しめる所です。

昭和22年に普通の銭湯として開業していましたが、当時の御主人の桝谷久雄氏は大の温泉好きで自分の銭湯にも温泉を持ちたいと日本全国の温泉を調査、研究していたそうです。

平成2年になり自分の銭湯の下に温泉が湧き出る夢を三回見たそうです。
それで平成4年に浴場近くの敷地でボーリングをしたところ1500mの深さから温泉が自噴しました。

平成6年から銭湯の一角に給湯を始め、温泉名は夢の中から誕生したので「夢想乃湯」と命名。





  この湯船、大人が10人くらいでいっぱいになるのですが原泉かけ流しというのが嬉しい。


 私が訪れたのはこの2月23日 午後2時過ぎ。

この原泉かけ流しの湯船には8人ほどの温泉を楽しむ人たちが居ました。

 入浴している人たちの間をすり抜けるようにして湯船に浸かり、温泉を堪能。

お湯の温度は高くなく、長湯をしても湯あたりしない優しいお湯です。


 温泉は炭酸ガスや重層を含んだ食塩泉で、鉄分も含まれているため茶褐色に濁っています。

鉄分を多く含んだ炭酸泉で透明度10㎝、しばらく浸かると肌には気泡ができます。

 湯上り後も食塩泉のためか体はポッカポッカ。


  和歌山市内で本格的な温泉を銭湯料金で楽しめるのがこの「本町温泉 夢想乃湯」です。






   「本町温泉 夢想乃湯」

   入浴料:420円
   場所:和歌山市本町6-50
   ℡:073-422-5992
   営業時間:13:00~24:00
   駐車場:有り
   その他:石鹸、シャンプー等なし(有料で販売しているのですが、持ち込み可能です。)



   「夢想乃湯」(温泉)について

   泉質:含二酸化炭素ーナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉
   原泉温度:33℃
   湧出量:81ℓ / 分
   給湯方法:原泉かけ流し、加温有り
   感想:茶褐色に濁った湯、臭いヌルっと感なし、かなり塩っぽい味、炭酸気泡有り



  


Posted by こまっちゃん at 00:10Comments(4)温泉放浪記